Fungiidae クサビライシ科
Zoopilus Dana, 1846
アミガササンゴ属 白井, 1985
本属に含まれる日本産種
Zoopilus echinatus Dana, 1846 アミガササンゴ
本属の解説
属の特徴:本属には Zoopilus echinatus Dana, 1846 アミガササンゴのみが含まれる。属の特徴と同科他属との相違点についてはアミガササンゴのページを参照。
タイプ種:Zoopilus echinatus Dana, 1846 (単型によるタイプ種)
学名の由来: “Gr: zoon, animal; L: pilus, hair. Presumably relating to the distinctive arrangement of septa over
the surface of the corallum, like hair on head”. ギリシャ語の動物を意味する zoon、ラテン語の髪を意味する pilus より。おそらく頭髪のような、個体の表面を覆う隔壁の特徴的な配列に関連しているものと思われる (Wood, 1983)。
和名の由来:白井・佐野 (1985) には本属の命名者として「白井」と記されているが、新称であることを示す表記がないことから、同文献が初出であるかどうか確証がない。しかし、Z. echinatus に対しては「アミガササンゴ 白井新称」「日本新記録種」と表記されていることから、属に対する和名提唱もこの文献によるものと思われる。
引用文献:
白井祥平・佐野芳康 (1985) 石垣島周辺海域サンゴ礁学術調査報告書. 太平洋資源開発研究所, 石垣.
Wood EM (1983) Corals of the world, biology and field guide. T.F.H. Publications,
Hardcover.
執筆者:立川浩之
Citation:
更新履歴:
2023-11-12 公開